【海外の反応】「天国だ!」秋葉原の街を見た外国人の反応

秋葉原電気街の誕生と発展

秋葉原は言わずと知れた、世界でも類を見ない規模の電気街、そしてポップカルチャーの聖地です。
秋葉原電気街は、太平洋戦争後、周辺の闇市の露天商がラジオ部品を取り扱うようになり、その露天商が1951年の露店整理令の際に高架下に収容されたことが始まりだと言われています。「秋葉原ラジオ会館」など、名称に「ラジオ」という言葉が入っている建物が多いのはそのためです。

その後、朝鮮戦争特需や「家電の三種の神器」と言われた白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫の登場による家電ブーム、日本の高度経済成長期突入、東京オリンピック以降のカラーテレビやクーラーの普及などを経て、家電業界と共に秋葉原の電気街も急速に発展していきました。

1955年頃の秋葉原↓

「電気街」から「オタクの街」へ

最近では秋葉原に対して、「電気街」というイメージよりもアニメやゲームや漫画などを中心とした「オタク文化の発信地」というイメージの方をより強く抱いている方も多いと思いますが、秋葉原がいわゆる「オタクの街」へと本格的に変化し始めたのは、1990年代後半だと言われています。

当時の秋葉原の店舗の多くは、すでに各地に出店が進んでいた大型家電量販店との競争に晒され、耐用年数が長いため買い替え需要が低く普及も頭打ちとなった白物家電の代わりに、比較的買い替えサイクルの早いテレビやビデオなどのAV機器や、まだ普及率の低かったパソコン関連の商品をメインに取り扱うようになっていました。

1991年頃の秋葉原↓

そのため、秋葉原にはAV機器やパソコンの愛好家がたくさん訪れるようになっていたのですが、AV機器やパソコンと同時に購入されることが多いのがアニメやゲームなどのソフトウェアであり、AV機器やパソコンのマニアの方々の中には、同時に漫画・アニメ・ゲーム・フィギュアなどのサブカルチャー系の趣味も持っている人が多かったため、徐々に秋葉原の街にはそういった商品を取り扱う店舗が増えていきました。
その後、数々の大ヒットアニメ・ゲームや2005年の電車男ブームにも後押しされ、「アキバ系」という言葉が流行語大賞にノミネートされるほどに、秋葉原の「オタクの街」としてのイメージが広く世の中に浸透していったのでした。

オタク文化の大衆化と秋葉原の観光地化

2000年代以降、パソコンとインターネット回線の普及によるオタク文化の波及や電車男ブームによって、オタク系の趣味を持つことや「オタク」という言葉自体に対しての負のイメージが徐々に払拭されていき、「オタク」と呼ばれる人たちが市民権を得るようになると共に、漫画・アニメ・ゲーム・フィギュア・コスプレ等を趣味とするオタク人口は増加していきました。

こうして今までオタク文化とされてきたものが徐々に大衆化していき、近年ではこれらのオタク文化が大衆文化(ポップカルチャー)として認められるようにまでなっています。秋葉原の街には、単に漫画やアニメやゲームなどのグッズを取り扱うお店だけではなく、AKB48劇場、ガンダムカフェ、メイド喫茶など、独特の趣向を凝らした店舗も増加し、秋葉原が「ポップカルチャーの聖地」として紹介されることも多くなりました。

世間のオタク文化への抵抗感が薄れたことと、他の街には無い独特の雰囲気を味わえることから、秋葉原には電化製品購入目的の一般層やアキバ系の人たちだけでなく、国内外からの観光客が大勢訪れるようになっています。

ここ最近特に増えているのが外国人観光客です。海外のガイドブックでは「日本に来たら訪れるべきオススメの観光スポット」の一つとして取り上げられ、外国人観光客の方々から、
「高品質なメイド・イン・ジャパンの電化製品を格安で購入することのできる世界有数の電気街」
「他のどの国にも無い面白い文化を体験することのできる日本ポップカルチャーの発信地」

として大人気です。

日曜日に秋葉原の歩行者天国を歩くと、非常に多くの外国人観光客を見かけます。(歩行者天国は、2008年の無差別殺傷事件によって一旦中止となりましたが、2011年に再開され、日曜日限定で実施されています)
中国の祝日である春節にあたる今年の2月には、たくさんの中国人観光客が大型観光バスで乗り付けて秋葉原の免税店で日本製品を爆買いする様子が、テレビのニュースで繰り返し報道されていました。円安・ビザ発給要件緩和・免税対象品目の拡大の3つの要因が重なり、今年は中国人観光客数の大幅増が見込まれているようです。

(数年前の動画ですが、今年も同じような光景が報道されていました↓)

ちなみに中国人観光客の皆さんには、炊飯器、タンブラー(温かいお茶を持ち歩く習慣があるため保温性の高い日本製タンブラーが人気なのだとか)、温水洗浄便座、化粧品、薬、紙おむつ、抹茶味のお菓子、空気清浄機(PM2.5の影響でしょうか?)などの商品が人気とのこと。

中国人以外の観光客も、円安効果や国土交通省が主導し官民が一体となって推進している「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の効果などで、増加傾向にあります。日本政府は東京オリンピックが開催される2020年までに、年間訪日外国人旅行者数を2000万人にすることを目標に掲げています。
こういった状況の中、秋葉原の街はまた変化の兆しを見せています。海外からの観光客の増加に対応するために、外国人向けの観光情報センターが設置されていた時期もありましたし、免税店も増加しています。

駅周辺の再開発も着々と進められ、時代の流れと共に進化していく秋葉原の街。秋葉原が今後どう変わっていくのか、非常に楽しみです。

【海外の反応】「天国だ!」秋葉原の街を見た外国人の反応



・いつの日か秋葉原に行って、メイド喫茶か執事喫茶に行くんだ。早く日本に行かなくちゃT_T (アメリカ)

 

・秋葉原はオタク版のディズニーワールドだね。(メキシコ)

 

・いい動画だね、でも俺の目が釘付けになったのは、5:00 に出てくるあのシルビアS14後期型だよw (アメリカ)

 

・ハァ・・・私は秋葉原に行ったことがあるんだ。十代の頃は「アニメは私には子供っぽ過ぎるね」っていうお年頃だったんだよ。だから秋葉原を全然楽しめなかったんだT_T お金を貯めて、いつかまた日本に行きたいな。 (カナダ)

 

・あの人たちみんな3DS持ってる! (カナダ)

 

・老若男女が公然と3DSをしているのを見ると、心が温まるよ。アメリカじゃそんなのタブーだろうし、いずれにせよ僕の住んでいる所ではすごいことだよ。 (アメリカ)

 

・なんてこった!ここは天国だな。 (デンマーク)

 

・私も日本に住んでたら良かったのに:( (韓国)

 

・とても綺麗だね。アメリカの都市もみんなこれくらい綺麗だったらいいのに。 (アメリカ)

 

・2:24 東方だ*-* (ブラジル)

 

・2:24のは東方の集団じゃないか!?ちくしょう!その場に居たかったよ。 (アメリカ)

 

・日本ではすれ違い通信がうまくいっているようだね。日本のための機能に違いない。 (アメリカ)

 

・みんなニンテンドー3DS持ってるס___ס (イスラエル)

>>私も思った!私の住んでる所じゃ全然すれ違い通信を受信できないんだけど、ここの人たちはいつも大量に受信してるんだろうな。 (アメリカ)

 

・この辺に住むにはかなりのお金がかかるに違いないな。 (アメリカ)

 

・1:42 かんなぎのオープニング曲だ。 (アメリカ)

 

・なんてこった!なぜ俺は東京の美しい都市じゃなく、モスクワに生まれちまったんだ。 (ロシア)

 

・メイドカフェは実在しているのか・・・。 (オーストリア)

 

・ガシャポン天国だ!! (アメリカ)

 

・ニューヨークみたいだ、人々は礼儀正しいけどね。 (アメリカ)

 

・5:07 パスターーーッ。ヘタリアに出てくるイタリアだ、もしくはトマト箱の妖精ね。 (イギリス)

 

・天国見っけ! (チェコ)

 

・これって「NHKにようこそ!」で山崎が佐藤を連れて行った秋葉原と同じ場所なの? (イギリス)

>>まさにそこだよ、天国と呼ぶ人もいるけどね。 (アメリカ)

 

・秋葉原が大好きだよ・・・よく訪れるお気に入りの場所の一つさ。スーパーポテトで昔のゲームを見つけたり、コトブキヤで本当にクールな物を見つけたりするんだ! (オーストラリア)

 

・全体がアニメとか電気製品とかに特化した地区か・・・ちょっと寝袋持って行って住んでもいいですかね? (アメリカ)

 

・これって現実なのか? (アメリカ)

 

・1:30 エヴァンゲリオンのロッカーだ!!! (香港)

 

・3:48 映画・ハウルの動く城の舞台のように見えるね。 (メキシコ)

 

・日本人の異文化への寛容さには本当に敬服するよ。素晴らしいし独特だね。 (香港)

 

・こんなにアニメショップがあったら、お小遣いがすぐに空っぽになっちゃうだろうな。んで、最後の小銭はこのガチャポンの中に放り込むだろうね。 (ドイツ)

 

・ヨーロッパにもアニメ地区が必要だ! (オランダ)

 

・2:43 セーーーガーーー (スペイン)

 

・世界一の商業地区だ!!!大富豪みたいに、学校にも仕事にも行かずに日本に住めたらいいのに!!! (アメリカ)

 

・この動画を見てめちゃくちゃ秋葉原に行きたくなったよ!秋葉原に行くチャンスを得る頃には、俺は杖をついて歩くようになってるかもなw (アメリカ)

 

・うわうわうわ!0:24に大画面の「これはゾンビですか?」が! (オランダ)

 

・これはなんというオタク天国だ・・・コスプレした女の子たちがいて、いたるところにアニメがあって、すぐそばにはビデオゲームが・・・神よ・・・なぜアメリカは退屈なんだ・・・ (アメリカ)

 

・いつの日か行ってやるぞ、待ってろよ、秋葉原 ;w; (スペイン)

翻訳元:http://goo.gl/vE6sBe

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